2023年3月の記事一覧

980校長室のひとり言(臨む)

「訓示? ええっ? 訓示かぁ~。」
思わず、聞き返しました。
「卒業式全体練習の初回に、
 校長先生から訓示をお願いします!」
6年生担任W先生からの依頼あり。
「訓示」という響きに戸惑い、苦笑い。
でも、引き受けましたよ。

毎度、言っていることなんですけど。
改めて、事柄を整理して伝えました。

1 教育目標の「最終形」が6年生の姿
それも、卒業式の姿が完成形なんだと。

2 卒業の認定について
卒業生として、台帳に記される重み
番号が照合した「卒業証書」は、
世界でたった一枚しかない。

3 自分の卒業は、自分でつくる
(つくるは、「創る」の漢字かな。)
卒業式に臨んでいる自分の姿を
もうひとりの自分が見たとしたら?
「よし!」という態度を維持できるか?
今、自分はどんな面構えをしている?
想像できるようになれれば、と。

卒業式の全てが終了し、退場した瞬間
その余韻に浸るか。
感情があふれ出て、ボロ泣きするか。
涙をぐっとこらえて・・・なのか。
その時の「自分」を、
ある意味、楽しめるといいね。


◇◇◇
6年生に話した原稿を整理しながら、
今、簡略化して本稿を書いています。
内容的には理路整然としてますが、
多分、アツく語っちゃっただろうな。

その場にいた教務主任のM教諭は、
心の中で笑っていたと思うんですよね。
「担任時代と変わりませんね。」的な。
その昔、卒業学年を一緒に組んだので。
まぁ、しょうがないですな(笑)

979校長室のひとり言(面接試験)

 

 

 

 

 

 

 

 

5年生の外国語科の授業です。
ALTの先生とのマンツーマン
面接試験(!)が始まるようです。

Who is your hero?
憧れの人について質問されています。

事前に原稿を作成しているとはいえ、
ネイティブの先生と話すのは緊張します。
ALTの先生と話す機会を増やす。
今年度、村教委から指示された内容です。
どんどん英語に慣れ親しませること。
British Hillsでビビらないように(笑)
そして、中学3年時には、
マレーシアに修学旅行へ行くのですから。
果敢にチャレンジすべし!

 

 

 

 

 

 

 

ざっとスピーチメモを見渡すと、
イチロー、湯川秀樹、野口英世・・・。
「伝記」レベルの偉人から、
父母、祖父母などのアットホーム型や、
アニメキャラクターなんてのも。
まぁ、いろいろあって面白い。

978校長室のひとり言(送辞)

 

 

 

 

 

 

 

 

6年生の担当者から
プレゼントが届けられました。
「卒業文集」です。
卒業生個人のもとに届く体裁は、
アルバムと文集が合体した豪華版ですが、
今回、いただいたものは、
文集の部分が印刷・製本されています。
「贈る言葉」を寄稿した先生方への
御礼だったのです。
手紙と手作りティッシュケース付きです。
いよいよ・・・、なのですね。

私が寄稿した「送辞」を紹介します。
卒業生全員の名前一文字を使っています。
この人数が限界です(汗)
PCの草稿を以下にコピペします。
現物は、筆ペンとボールペンによる手書き

◆◆◆

え立つような情熱と
慮深い判断力を兼ね備え
あるときは
美な羅の薫のような
々たる友愛の情を持し
またあるときは
子奮迅な勇気を見せて
れな果を残した日々

天の下 き誇る向日葵
らかに輝く
そのように
他を駕する唯一の存在であれ

春の光に励まされる
の北に見守られる夜も
華麗なる天地へ みを止めるな
必ずや将来を切り
その境や

◆◆◆


文集が入っていた封筒、見ました?
なんか、燃えてるんですよね~。
そういうイメージなんだなぁ(笑)

977校長室のひとり言(初心者マーク)

「鼓笛移杖式」の記事でも触れましたが
様々な活動の「主たる役割」が、
6年生から5年生にバトンタッチです。
この3月は、
それらの「試運転」期間中みたいなモノ。

 

 

 

 

 

 

 

縦割り清掃班の班長もしかり。
校長室前で待っていると、
清掃場所移動のために通過する班あり。
5年生の新班長を先頭に、整然と歩く。

 

 

 

 

 

 

 

 

保健室前に整列した清掃班は、
新班長が清掃分担を指示しています。
適度な緊張感が、
徐々に責任感を形づくっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

集団登校班も同様の代替わり。
おっ、班長が全員の横断を見届けていた班
新班長になっても、継続して実施中。
班内の佳き伝統が守られていますね。
たいしたものです。

976校長室のひとり言(任務完了)

1年生も「美文朗誦」挑戦に意欲的です。
毎日、数名がコンスタントに来室します。
「いろはかるた」が現在、人気急上昇中!

ひとつ終えると、その場で覚えて、
列の後ろに並び直してまた暗誦する。
短いフレーズなので可能ですよね。
まぁ、大目に見ています(笑)
挑戦すること自体、素晴らしいので。

その中で、
毎回、しっかりと準備をしてきて、
複数個を覚えて来るMYさんがいます。
その彼女が、昨日、ついに
全てのかるた暗誦を達成しました。
その場にいた級友と記念撮影です。

MYさんの誠実なところは、
「いろはかるた、●」と、
必ず頭文字●を前置きして言うこと。
微笑ましく、いつも感心していました。

目標を定めて、地道に努力を重ね、
ひとつのことを成し遂げる。
大きな自信につながりますよね。

975校長室のひとり言(朝活)

 

 

 

 

 

 

3月の朝の歌は、
GReeeeNの「キセキ」です。
選抜高校野球の入場行進曲にも採用された
馴染みのある名曲ですよね。
鼓笛隊の楽曲で演奏する学校もあります。
どストレートの恋愛ソングなのですが、
心に染み通るメロディーラインのため、
小学生が歌っても何ら違和感はないです。

1年生が、朝から元気に歌います。

 

 

 

 

 

年度末と恋愛は、全く関係性ない(笑)
ですが、
なぜか、朝から気持ちが高まり、
そして、
ちょっぴり、寂しさも感じます。
日々、着実に終わりに近付いてますから。

お知らせ マウスさん、すごい。

 3月に入り、滑津小学校の6年生と吉子川小学校の6年生の子どもたちにプログラミングの授業を行いました。プログラミングは、もちろんですが、両校の子ども達が、ともに「マウス」操作を喜んでいました。マウスは、過去のツールではありませんね。両校の6年生のICTスキルの高さに驚きました。

 2月22日、18:00本校音楽室前から、月と金星と木星が接近した様子を眺めていました。ゆったりとした気分になります。今年度、本校のICT教育で活用したNPOのサイトを紹介します。ご家庭でも、見てくださいね。

                                にっこり情報教育担当

https://sites.google.com/krcgakusya.net/manabi/

 

974校長室のひとり言(8年後)

 

 

 

 

 

 

「自分への手紙」
6年生が、8年後の「20歳」になった
未来の自分宛に手紙を書きました。
どんなメッセージを残したのでしょう?
開封したときのことを想像するだけで
こちらもドキドキワクワクしますね。

◆◆◆
今年の正月、封書の束を抱えて、
ある人物が最寄りの郵便局へ向かった。
「これ、全部、郵送をお願いします。」
休日窓口の職員は、少し、不審な面持ち
それはそうだ。
それぞれの封書の表書きには、
子どもらしき字で住所が書かれている?
いや、中には住所がないのもある。
イラストだらけや、妙なメッセージも。
そこに、筆ペンで新たに記載された
住所と宛名があるのだから。
その人物は、正直に話した。
自分は教師で、以前に担任した子らが
6年生の時に自分宛に書いた手紙を
8年間、自宅で保管していたことを。
今月、成人式なので、郵送をすると。
職員二人は、驚きの声を上げる。
「ステキな先生ですね!」
褒められた(苦笑)
◆◆◆

現住所は、一体どうしてわかる?
まあ、素朴な疑問ですよね・・・。
私は年一回だけ教え子らに連絡します。
ベタですが、それは「年賀状」です。
家人は「どこの会社のDMなのか?」と
その量に、半ば、呆れ顔が毎年のこと。
極めつけは、教師志望動機を決定づけた
「教育実習」に入った学級の子らにも
住所がわかる範囲内で出していること。
今の自分がいることへの
「御礼の気持ち」をこめています。

担任として最後の教え子だった子らが、
年度末までに誕生日を迎え20歳となる。
「区切り」がついたなと、思いました。
自己満足ですが、安堵した気持ちです。

ブログNo.961では、
「それぞれの場所で 自分らしく」
と書きましたが、その想いは変わらず。
直接、会わなくとも、ずっと願ってます。

973校長室のひとり言(想像力)

 

 

 

 

 

 

前稿の続き(午後の話です。)

 

 

 

 

 

 

5年生の力を借りて、
卒業式の「式場」作成が行われました。
最終的なセッティングは職員作業ですが
その前段階の片付けや清掃、準備等を
5年生が担います。

 

 

 

 

 

 

重要な儀式的行事である卒業式
その準備に携わることができる。
5年生に与えられた使命です。
「なぜ、自分たちがやるのだろう?」
の自問に、どう答えるか。
最適な回答ができるぐらいに、
心構えがつくられているといいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

「一年後は、ここに自分たちがいる。」
それをイメージできると、
今の仕事の大切さがわかるでしょう。
少なくとも、
これらの仕事をやり遂げた約1か月後に
「最高学年」になった自分のことを
想像できる子は、大丈夫かと・・・。
そう、思います。

972校長室のひとり言(いよいよ)

 

 

 

 

 

体育館で2年生が体育科の授業です。
マット運動ですね。
前転と後転を練習していました。
途中で、個人の実技試験がありました。
過日は、跳び箱運動(1年生)でしたが
こちらも「克服」に努力する姿あり。

 

 

 

 

 

 

 

体育館を体育科の授業で使えるのも
実は、この日限り・・・。
午後に、卒業式の式場作成となります。
壁面には、すでに紅白の垂れ幕が。

このコントラスト
妙にユーモラスで不思議な感じです。
これも、学校現場の日常なんです。