980校長室のひとり言(臨む)

「訓示? ええっ? 訓示かぁ~。」
思わず、聞き返しました。
「卒業式全体練習の初回に、
 校長先生から訓示をお願いします!」
6年生担任W先生からの依頼あり。
「訓示」という響きに戸惑い、苦笑い。
でも、引き受けましたよ。

毎度、言っていることなんですけど。
改めて、事柄を整理して伝えました。

1 教育目標の「最終形」が6年生の姿
それも、卒業式の姿が完成形なんだと。

2 卒業の認定について
卒業生として、台帳に記される重み
番号が照合した「卒業証書」は、
世界でたった一枚しかない。

3 自分の卒業は、自分でつくる
(つくるは、「創る」の漢字かな。)
卒業式に臨んでいる自分の姿を
もうひとりの自分が見たとしたら?
「よし!」という態度を維持できるか?
今、自分はどんな面構えをしている?
想像できるようになれれば、と。

卒業式の全てが終了し、退場した瞬間
その余韻に浸るか。
感情があふれ出て、ボロ泣きするか。
涙をぐっとこらえて・・・なのか。
その時の「自分」を、
ある意味、楽しめるといいね。


◇◇◇
6年生に話した原稿を整理しながら、
今、簡略化して本稿を書いています。
内容的には理路整然としてますが、
多分、アツく語っちゃっただろうな。

その場にいた教務主任のM教諭は、
心の中で笑っていたと思うんですよね。
「担任時代と変わりませんね。」的な。
その昔、卒業学年を一緒に組んだので。
まぁ、しょうがないですな(笑)