2022年11月の記事一覧

824校長室のひとり言(秘密兵器)

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の名前が表記されたネームプレート
実は、有効な学びの道具なのです。

4年生が理科の実験前に、
課題に対して自分の予想を立てます。
YesかNoの「二者択一」でしたね。
このような場合、
自分の生活体験や既習の知識をもとに、
自分の「立場」を決めます。
それが学びの出発点になりますね。

大事なのは、「根拠」をもつこと。
「自分は・・・と考えたから、こっち。」
予想なんだから、
当たり、はずれなんて、関係ないし。
友達の立場もはっきりとわかって、
課題を解決する学習過程が楽しみ!
うきうきしてくるはず?なんだよね。
みんなと違ったらどうしよう・・・。
そのような心配は、ご無用なんですよ。

それにしても、
4年生のみんな、意外と几帳面(笑)
ネームプレートが縦に揃ってます。

823校長室のひとり言(セオリー)

3年生が国語科の研究授業を行いました。
本校は、物語文の読解に力点を置きます。
教材文は、「三年とうげ」です。
起承転結が明確な物語です。
3年生もその世界観に浸ったようです。

定着している学びの姿を紹介します。
①立場を決める。
 自分の考えを明確にもつこと。
 当然、「わからない。」もOK

 

 

 

 

 

 

解決の見通しが立たない子には、
担任が丁寧にヒントを提示します。

②文章にまとめる。
 自分の言葉で整理します。
 ここでは、集中力を発揮します。
 考えが、よりクリアになってきます。

 

 

 

 

 

 

③対等な立場で交流する。
 自分の意見がきちんとあるので、
 互いの意見を尊重して交流します。
 比較・検討する眼も育ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④認め合う。
 友達の意見には耳を傾けます。
 自分の意見と比べます。
 おっと思う瞬間があれば、
 うなずきや拍手も自然と出ます。

 

 

 

 

 

 

これらの繰り返しなんですよね。
行ったり、来たり。止まったり。
それで、学びが深まっていきます。
①~④、全てを完璧に!は無理なので、
自分で「頑張りポイント」を決めて、
そこを努力することが大事かな。

822校長室のひとり言(決める)

2年生が図書室へ行くのを見かけたので
後からついて行きました。

真剣に悩んでいる様子のMYさん。
目線の先にある書棚から選ぶのかなぁ。
興味があるのは、
環境問題? ジェンダー? 防災?
SDGs? それともクッキング?
悩むのも楽しいね。

 

 

 

 

 

 

 

女子二人が手に取ったのは、
クッキングの本です。
表紙の写真で談話中です。
「これ、つくってみたんだよ。」
「すご~い。おいしかった?」
「でも、食べてないから。」
「? つくったのに食べてないの?」
会話が面白いです。
結末を聞かずにその場を離れました。

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、どんな本を決めましたか?
週末、家に持ち帰って、
その本の世界を楽しみましょうね。

821校長室のひとり言(いつもの風景)

朝が動き出す。

つくし学級のルーティン
ラジオ体操

 

 

 

 

 

保健委員会の水道場清掃
石けん等、備品の補充も忘れない。

 

 

 

 

 

 

環境委員会は、人知れずお仕事
使用可になった昇降口を清掃中

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもの風景かもしれませんが、
とても大切な意味をもっています。
それらが、ゆっくりと、しかし確実に
動き出しています。

820校長室のひとり言(こちらもつながる)

タイトル、何にしようかな~と考えて、
これにしました。(前稿を受けて)

中島中学校の道徳科授業を参観しました。
県南教育事務所からの推進指定校として、
今年度、中島中は研究を進めてきました。
各校の道徳教育推進担当者が対象ですが、
村内の中学校が指定校ということもあり、
幼稚園・小学校2校の全職員で参観です。

私が参観したのは、1年生の授業です。
昨年度の卒業生ですから、妥当な選択!
私の参観ポイントは、一点のみ。
「小学校でできていたことが、
 中学校でどうなっているか?」です。
座席を離れて、自由に意見交流する場面
男子同士、女子同士で固まってきたな。
仕方がないかと、半ば諦めていると、
「いた。」1ペア発見(うれしい悲鳴)
これ、写真、撮るっきゃないでしょ!

授業後、該当の二人に話しかけました。
自ら声をかけて近付いたOYさんは、
「(彼の考えに)興味があったので。」
立場を示したネームプレートを見て、
その意見を確認するとは、素晴らしい。
KIさんには、
小学校でできていたこと実践してるな。
と褒めると、
「校長先生、いつも言ってましたね。」
って(笑) よくわかってるなぁ~。

送り出した立場からすると、
中学校には、連携? いや、連結?
つなげて伸ばしてほしい想いが、強い。
まあ、そんなところです・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

もと担任の表情もいただきましたぁ!
この笑顔から推察するに、
彼ら彼女らの成長を確認したのかな?

二人には、HP載せておくからと、
予告をして、承諾を得ておきました。
「やはり、そうきたか。」と、半笑い。
これからも成長し続けてくれよ。