「体組成計」を使用しての身体測定に興味を持たれて、養護教諭来校!

 本校では、昨年度より、会津短期大学:渡部琢也先生の助言をいただき、「体組成計」による身体測定を実施しています。ただの体重計ではなく、体のどの部位にどのくらいの筋肉や脂肪がついているのか、熱中症の指標となる体水分はどのくらいあるのかを知ることができる素晴らしい機械です。どの学年も上手に測定しています。体重計で分からなかった”自分の体”を知ることができています。

 特に、今、話題になっている「肥満」とは、どんな状態のことかご存じですか。人間の体は、主に筋肉・脂肪・水分・骨の4つで構成されています。体重計が示す体重とは、この4つを合計した重さのことです。医学的に肥満というのは、「脂肪」が体に付きすぎた状態のことですが、今までの体重計では筋肉による体重増加なのか、それとも脂肪による体重増加なのかわかりませんでした。そのため、今まで肥満傾向の指標として見ていた「肥満度」は、自分の体重を平均体重と比較して肥満かどうか判断していたため、正しい結果ではありませんでした。
 肥満かどうかは、体重ではなく体に付いた脂肪の割合(体脂肪率)で判断するのです。そのため、本校行っている体組成計では、正確な「肥満傾向」が分かるようになりました。

 そんな本校の取り組みに興味を持たれ、他校の養護教諭の先生が来校されました。本校の基本的な考え方やこの2年間の実践についてお話をさせていただきました。ご来校いただき、ありがとうございました。貴校で役立てていただければ幸いです。