「いじめは絶対だめ!」県弁護士会の協力をえて、

 本日、3校時に、4,5,6年生対象に県弁護士会の協力を得て白河・郡山・会津若松の弁護士4名の先生による「いじめ防止出前講座」を開きました。
 各先生は、各学級で弁護士の仕事について紹介した後に、本題である「いじめ」について授業を行いました。
 弁護士の先生は、いじめは、みんなが幸せに生きたいと思っている気持ちをペチャンコにしてしまう。」だから、「いじめは、絶対に許されないものである。」とおっしゃい、専門的な立場でお話をくださいました。
 特に、「絶対にいじめが許されない」理由では、「葬式ごっこ事件(東京都)」を事例に用い、ある学年ではその時に子どもが書いた色紙を示しながら理由について語ってくださいました。子どもたちは、驚きながらも、真剣に話を聴きました。
 理由①は、いじめはとことんまで人を追い込んでしまうことになる。最後には、自殺まで追い込むことになる。(※状況は、いじめは、毎日毎日続く。知らないうちにどんどんエスカレートしていく。いじめられている人は、家族に平気なふりをする。なぜなら、身近な家族に心配をかけたくないからである。そして、「心のコップの水」が一杯になり自殺をしてしまう。)
 理由②は、いじめた人にも心に大きな傷(※深い後悔・傷跡)を残すことになる。
 いじめは、「いじる」「からかう」「じゃれる」気持ちから、いきすぎてしまって起こる。もし、こうなった場合、すぐに謝ることが大切である。「人間だから失敗もする。失敗したと思ったら謝ってください。」
 さらに、ご存じ「ドラえもん」を用いて、ジャイアンが、のび太をいじめている時に、スネ夫がはやし立て、静ちゃんが見ているという設定で、「いじめの対処法」(いじめを止めてもらうためにどうしたらよいのか。静ちゃんの立場でどんなことができるのか。どんなふうに言われたら、ちゃんと反省しよう、謝ろうという気持ちになれるのか)について、子どもと共に考えました。

 最後に、各弁護士の先生方より、「いじめられている人に対して」「いじめている人に対して」「いじめを見ている人に対して」メッセージが送られ、出前講座を終了しました。
 とても価値のある学びの機会になりました。本校も、本日の講義を基に、一層「いじめは絶対に許さない」という共通認識を強く持って取り組んで参ります。
 本日ご来校いただきました、弁護士4先生方に改めて感謝いたします。ありがとうございました。