食習慣、肥満を小児科医が子どもに語る

 子どもたちに「健康な体を維持するためには、何が必要か」を小児科医である菊池信太郎先生にご来校いただき、お話及び実技指導をいただきました。
 本校では、今年度、子どもたちの健康を維持するための取り組みとして、会津大学短期大学部渡部琢也先生、小野覚久先生にお世話になりながら、体重の割合に対して、どれくらい水分量、筋肉量、体脂肪があるのかを測定し、健康な生活を営めるように、食育と運動を関連づけて考えているところです。
 8月25日に小野覚久先生をお迎えし、子ども達の身体測定を行いました。測定者の体脂肪率、筋肉量、体水分量、体水分率、基礎代謝量等の結果が即座に出て、子どもも先生もビックリの状態でした。「肥満の見える化」のため数値で示し、保護者へも全校生個人ファイルにして配付し共通理解を図っているところであります。
 今日は、菊池先生より、「生活習慣は、①病気をしない。②何でもたくさん食べる。③たくさん遊ぶ。④よく寝る。この4つをしっかりすることが大切であること。」「福島県は肥満傾向の子が多く、男は100人中18人、女は100人中12,8人存在し、47都道府県の中でダントツ1位であること。」「子どもの肥満は、成人へ移行する。小1~小4の肥満児の40%は大人に移行する。小5~中3の肥満児の70~80%は大人に移行する。福島県の子どもは今のままでは、将来病気になってしまうことが予想される。」ことなどがプレゼンで話されました。
 先生は、最後に「福島県の子どもが将来元気に生活をして欲しいので今日は話をしました。」と結ばれました。子どもたちも、教職員も真剣にお話を拝聴しました。
 
 その後、スポーツインストラクターの方より、体感トレーニングの仕方を教えていただき、全校生で実践しました。さらに管理栄養士の方より、「おやつの摂り方」についてお話をいただきました。今後の生活習慣を考えるよい機会となりました。
 本日は、ご多忙の中、菊池先生はじめ5名の先生方にご来校いただきました。ありがとうございました。全校生169名と教職員一同、とても貴重な学びの時間となりました。