「文章問題をくいなくできたのでよかった。」こんな一行日記が!

 

 学力テスト2日目となりました。今日は、算数です。ある学年の掲示板には、先生から子どもたちへのエールが記されています。一人一人が目標に向かって頑張りました。

 さて、本日の朝、提出されたある学級の一行日記に「今日学力テストをやりました。漢字をかんぺきにやったと思いました。そして、文章問題をくいなくできたのでよかったです。」と記されていました。普通に読めば、ごく当たり前の事だと思われるのですが、この文を書いた子どもを思い浮かべて、この日記を読むと、次のように解釈できます。この文には、今回のテストに過去の取り組みとは異なり、しっかり学習をして取り組んだ。そして、苦手であった文章問題としっかり向かい合って、自分の考えを記せた」という達成感が伺える文章なのです。学力テストに向けて冬休みの補習も受け、家庭学習もし、「本気」の取り組みが、その子の考えを、思いを、姿を、大きく変容させていることが伺え、とても嬉しくなりました。

 また、低学年では、本日のテスト終了後に「楽しかった!」と表現した子がいたそうです。子どもたち一人一人が、それぞれ、一生懸命頑張り、納得のいくテストになったのだということが伝わってきました。1,2,3年生、よく頑張りました。

 さて、4,5,6年生は、明日最終「理科」のテストになります。本日、6年生は、算数の学力テスト後に、明日の「理科」に向けて、理科主任によるポイント指導を行いました。6年生の理科の学習で理解不足が見られた単元を中心に理科主任を中心に担任と共にティームティーチングで補完的学習をしました。子どもも先生も最後の最後まであきらめずに取り組みます。

 本校の場合、学力テスト問題用紙は、校長室に保管され、テストが始まる数分前に初めて担任が手にできます。教職員全てが、事前に問題を知ることができないシステムになっています。ですから、今日の6年理科の補完的学習をした内容が出題されるか否かは、誰もわかりません。しかし、この機会に補完的学習で徹底することで、6年生での学習の積み残しが少なくなるとも考えての実践です。