923校長室のひとり言(科捜研の男③)

 

 

 

 

 

「科捜研の男」シリーズの最終話
講話の最後に、彼は
私にドッキリを仕掛けてきました。
高校時代の写真を投入してきたのです。
そして、浪人時代の話をし始め・・・。
私が当時の彼を訪ねて行ったコトから、
「失敗や後悔から得られる大事なモノ」
「夢は人を強くし、励まし、輝かせる」
と講話を締めくくったあたりから、
鼻の奥がツーンとしてきました・・・。
瞬間、脳内オーバーラップ!

ならば、私も飛び道具を。
いわき市での教頭時代のデータを検索
教頭は職員に「週報」を発行します。
上が週の予定で、下には・・・。
私は勝手にコラムを掲載してました。
先生方に伝えたいこととして。
以下にコピペしたのは、
その2015年11月初旬のコラム
原文ママですのでご容赦を。

◆◆◆

 10月28日付の福島民報に、「いじめ 県内認知882件」の記事が掲載されました。前年度の三倍強の増加とのこと。

 今夏に、高校時代の友人と酒を酌み交わしました。彼はいわきのとある警察署の課長職に就いてます(笑) 互いに就職してからは連絡する程度で、直接会う機会は逸していましたから。これまた四半世紀ぶりくらいです。剣道部時代の馬鹿話で盛り上がって、ふと間が生じた際に、彼が「今だから言うけど・・・」と。なんと高校時代にいじめを受けていたことを告白してきたのです。当時、親にも内緒だった話をこの場で俺にだけ! ほろ酔い気分がぶっ飛びました。
 ある同級生が不良グループに嫌がらせを受けた際に、「この次、なんかあったら、俺が黙っちゃいねえから。」と言った私を見て、いじめを受けていた友人は「話さない」と決めたのだとのこと。自分ではよく覚えていなかったエピソードでした。(高校時代も直情的だったのか:苦笑) 私を巻き込んではいけないと、感覚的に思ったと説明する友人の顔を見ながら、自分が情けなく思えてきました。近くにいながら気付かなかったなんて。ホント参りました。
 いじめが自分の身近に潜んでいて、なおかつ数十年たった後でも心に暗い影を落とす・・・。今でこそ犯罪者にひるむことない屈強な警察官である友人にとっては、笑い話に・・・、いや、そうじゃない。胸中には少なからず消化しきれない部分があると私は思いました。
 私にとって、いじめに対する認識に変化が生まれた瞬間でもありました。

 いじめの身近にいる「プロ」として、断固、努めるべきことがあると考えます。
 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

私と彼との間柄が暴露されましたね。
こういう関係(コネ)だったのです。
まあ、当時の職員には配ってますから、
大丈夫でしょう。
(彼にも後日、現物をあげました。)
ちょっぴり、おセンチになりました。
しかし、
お互いに「現在進行形」を確認し、
佳き日となったのは間違いなし、です。