528校長室のひとり言(BI・BU・N)

 

 

 

 

 

 

「BIBUN」「びぶん」「ビブン」?
音声だけで捉えると摩訶不思議ですね。
1年生の保護者の方々は初めてですよね。
よくわかるように説明いたします。
テキスト『美文朗誦』のことを略して、
子どもたちは「美文」と呼びます。
「美文に来ました~。」
校長室に「暗誦」にやって来るのです。

たとえるならば、
齋藤孝氏のベストセラー著書だった
『声に出して読みたい日本語』の
福島県ローカル版みたいなモノです。
福島県教育庁相双教育事務所が編集した
中身の濃いテキストとなっております。
美しい日本語の表現やその響きに触れ、
声に出して何度も繰り返して読み、
覚えて、暗誦することを目指します。

本校では学習教材として選定して、
新入生に購入していただいています。
1年生にも5月の中旬以降くらいには
手元に届くのかな~と思います。
「低学年には難しいんじゃない?」
心配ご無用です。低学年向けにも、
「睦月・如月・弥生・・・」
「子・丑・寅・卯・・・」
「セリ・ナズナ・ゴギョウ・・・」
「いろはにほへと・・・」 等々
覚えやすい簡単な美文が揃っています。
覚えることが楽しくなり、
次は何を覚えようかな~?と、
学習意欲も増してきます。

先日、新2年生のKRさんが、
夏目漱石『坊ちゃん』の冒頭文を
すらすらと暗誦したのには驚きました。
年度を跨いでの学習意欲の継続でした。