プログラミング教育開始です。Naoロボットを操作し興奮!6年生。

 本日、6年生22名が「プログラミング教育」の実践をしました。すでにご存じのとおり、2020年から完全実施となる小学校学習指導要領で「プログラミング教育」が入ってきます。
 小学校段階における「プログラミング教育」とは、子どもたちにコンピュータに意図した処理を行うように指示することができるということを体験させながら、「プログラミング的思考」を育成するものです。
 「プログラミング的思考」とは、プログラム言語を習得することではありません。子どもたちがやりたいことを実現するため必要なことを明確にして整理する論理的思考をプログラミングを通して養うことです。

  

 本校での今回の体験は、「総合的な学習の時間」を活用し、プログラミングに関する学習活動の「C分類」で「C-①プログラミングの楽しさや面白さ、達成感などを味わえる題材などでプログラミングを体験する例」に沿って5,6年生で実践します。
 今回の学習で使用する、Nao(発音はナオ)は自立歩行する小型ヒューマノイドロボット(フランスのパリに拠点を置く Aldeb-aran Robotics社により開発された)です。具体的には、「Naoロボットプログラミング体験を通して、ITの素晴らしさとITの楽しさを実感することで、情報技術に関する興味を喚起すること」をねらいとしています。

 

    講師として、福島コンピューターシステム(株)の「ITマスター認定登録者」の柚木博之様、橋本健一様をお迎えし、ご指導をいただきました。ITの仕事(プログラマの仕事の内容、プログラムの重要性)についてお話をいただき、「知識と実技体験」最後には、応用発展として班でプログラミングしたプレゼンを行いました。

  

  

 

 「知識と実技」では、①ロボット会話、②動きをつける(直列処理)、③会話をする(条件分岐)、④くりかえし処理等を学び、実際にタブレットでロボットを動かしました。その後に、応用発展として、グループでテーマに沿ったプログラムを構想し、タブレットにプログラミングして発表をしました。あっという間の2時間でした。

 講師の先生方からは、タブレット操作の速さ、文字打ち込みの速さ、内容(長文の打ち込み)そして、授業への集中力と活動する姿勢についてお褒めの言葉をいただきました。ありがたいことです。6年生全員が、楽しく学ぶことができました。ご指導いただき、ありがとうございました。

 ※この事業は、厚生労働省「目指せマイスタープロジェクト」を活用させていただいています。福島県職業能力開発協会の佐藤利夫様、名久井睦子様には、このプログラム実現のためにご尽力をいただきました。感謝いたします。
 このNaoロボットは、日本全国で所有している台数が限られておるため、そう簡単にこの事業を実践することはできません。本校の場合、昨年6月より、調整に入り、今回の実践となっております。本日は、本校の先生方にも参観をいただき、どの学年でも実践できるように研修を積みました。