保護者の皆様へ

「親子の学び応援講座」(情報モラル講演会)

 第3回授業参観の後、医療創生大学心理学部 臨床心理学科教授/工学博士の 中尾 剛 先生を講師にお迎えし、情報モラルについての講演会を行いました。

 先生には、近年の新型コロナウイルス感染拡大の影響によるメディア依存傾向や、スマートフォンなどの情報通信機器使用の低年齢化等の問題について、家庭での望ましいルールづくりやメディアとの付き合い方などをどうしていったらよいかという視点でお話をいただきました。

 講演会は二部構成で行いました。第一部は1・2年生とその保護者向けの講演です。

 メディアを使うときは、お互いがイヤな気持ちにならないように周りの家族の気持ちを考えた使い方をしていく大切さや、声ではなく文字で伝えると自分の気持ちが正しく伝わらなかったりすることについてお話をいただきました。そして、こまったときにはまず立ち止まって、よく考えて、周りの大人に相談することを学びました。

 第二部は3~6年生とその保護者向けの講演でした。

 SNSやインターネットの危険性やゲーム依存、体に及ぼす病気などの影響や、安易な使用が罪に問われたり犯罪に巻き込まれたりする危険性があることについて教えていただきました。その上で、自分のメディアの使い方が生活上何かに支障を来すレベルではないかどうかについて客観的に見つめ、家族で守れるルールづくりをしていくことが大切であるとお話しいただきました。

 ぜひ、今回の講演を参考に、ご家庭でメディア使用において大切なモラルの確認とルールづくりについて、ご家族で話し合っていただければ幸いです。